波荒い洋上に点在する沖縄の島々は、中央の文化の波及を受けることに時間がかかり、しかも時代的にもかなりの隔たりがありました。したがって長期にわたって古俗を遺存してきているといわれています。琉球列島をして、「民俗の宝庫」といわしめる所以でもあるのでしょう。
本書は、沖縄の民間信仰・俗信・迷信1041事例を集大成したものです。
かつては、ここ沖縄においてもい迷信は恥ずべき悪習で間違ったものとして軽蔑と圧迫と排除の対象とされてきました。しかし、迷信は今日でもなお力強く生きているのです。ある時代において迷信は素朴な人びとの希いをみたし、日々の生活を律する機能を果たしえたのではないでしょうか。
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